読者レポート・目次トム・ハンクス『ターミナル』来日記者会見に潜入!
 
『プラトーン』『7月4日に生まれて』『JFK』等、現代アメリカ社会の裏側に
潜む醜い真実を暴き続けるアカデミー賞監督オリヴァー・ストーン。
そんな彼が、“史上最も多くの謎を秘めた”と表現しても過言ではない
アレキサンダー大王の生涯を、総製作費200億円という壮大なスケールで
映画化した。それが、ストーンがアレキサンダー像に込めた狙いを巡って
賛否両論真っ二つの大激論となったスペクタクル超大作『アレキサンダー』だ。

公開に先立ち、ストーンとアレキサンダーを演じた主演の
コリン・ファレルが来日、2005年1月14日に記者会見を開いた。
今回は、“家族公認”の映画好き主婦、市川みのぶさんがレポーターとして潜入!!
顔も個性も濃〜い2人の会見は、一体どんな内容だったのか……!? どうぞ、お楽しみ下さい!
今回のレポーター


(埼玉県在住)
劇場映画鑑賞頻度 
最近、劇場では2〜3本ぐらいです。試写会も同じ頻度で観に行きます。

映画は主に誰と? 

基本的には1人で観るのが好きですが、内容によっては友人や家族とも観ます。

好きなジャンル
 
ホラー、スプラッタ等の“グロイ系”以外だったら何でも観ます。

最近一番よかった作品 
ミーハーですけど『ネバーランド』のジョニー・デップはビジュアル的にとて も美しかった……。あくまでも見た目の話ですけど……。

応募のキッカケ 
英語は全然判らないのですが、オリヴァー・ストーン監督がこの作品について “何をどのように語るのか?"にとっても興味がありました。実物を“生"で見 てみたかったというのもあります。

会場風景
今回の来日記者会見で、オリバー・ストーンとコリン・ファレル、どちらが特に見たかったですか?

市川さん――
オリヴァー・ストーン監督です。
今までストーン作品、もしくはファレルが出演した作品をご覧になっていますか?
市川さん――オリヴァー・ストーン作品は、『ウォール街』『トーク・レディオ』『7 月4日に生まれて』『ドアーズ』『JFK』。コリン・ファレルは『タイ ガーランド』『ジャスティス』『マイノリティ・リポート』『フォーン・ ブース』『デアデビル』『S.W.A.T』を観ました。
映画での2人の印象はどんなものでしょう?

市川さん――
オリヴァー・ストーン監督は一言で言うと“難しい”感じです。作品も自らの信念を貫いて創っているような気がするので、“人間としても難しい人なのかな”、という印象を持っていました。コリン・ファレルはメディアや雑誌等を見たり読んだりすると、かなりの“ヤンチャ坊主”という情報を多く目にしていたので、自然と“ヤンチャな人”という印象でした。
会見に参加してみていかがでしたか?

市川さん――
一般人の私が普段の生活では絶対に味わうことがない微妙な緊張感を感じて、受付の段階からピーンと緊張してしまいました。多分、私だけだったのかもしれませんけど……。会場に入っても私だけ思い切りキョロキョロしていましたし(笑)。今回は主役の2人に目がいくというよりは周りの動きに注目してしまいました。司会の襟川クロさんの良く通る声、メリハリのある話し方や些細なコトの1つ1つが「上手いなぁ……、凄いなぁ……」の連続でしたし、2人の通訳さんにも目がクギづけでした。記者の質問を即座に彼らに伝え、その答える内容を素早くメモし、彼らが答え終わると同時に間髪入れずに日本語に訳している姿に感心してしまいました。 本当に普段見たことや触れたことがない世界で、カメラを持った人たちの動き、質疑応答をメモする人、カセットに録音している人、会場全ての人が素晴らしく新鮮に感じました。
会う前と会った後では2人の印象が変わりましたか?
市川さん――監督は一言で言うなら“熱い”ですね。過去の作品でどんなに酷評されようと、自分が“こうだ!”と決めたら、決して諦めずヘコたれず堂々と自分の理念を主張する姿は、まさに“熱い”の一言だと思いました。監督自身が「少年の頃から興味を持ち続けた」という“アレキサンダー大王”の、2,300年前に持っていたであろう野心やビジョンが時代を超え、形を変えてオリヴァー・ストーンのやろうとしていることややりたいことと重なっているのではないか、だから“アレキサンダー”に興味を持ち続けたのかも、と熱く語る監督を見ながら勝手に思っていました。そんな監督だからこそ、記者会見中、壇上のテーブルの下から見えていた靴の裏がユラユラ揺れ ていたのが可愛かった(笑)。
編集部――よく見てますね!!

市川さん――初来日のコリンは噂で聞くようにヤンチャならどんな登場の仕方をするのかと思って見ていたら、意外にもとてもおとなしい登場の仕方で、「こんにちは」と日本語で挨拶していましたね。実在した人物を演じるにあたって「真実味を持って演じること、感情や精神面を演じることが難しかった」と極めて真面目に答えていました。息子さんの話をしているコリンは “ヤンチャ坊主”ではなく1人の父親の顔だったと思います。「17ヶ月になる息子はとても素直に生きていてパーフェクト。人は誰も生まれた時はパーフェクトでも、生きているといろいろなことがあるからだんだんそうじゃなくなってしまう。でも理想を忘れずに生きていくことが大切だと思う。自分は父親として彼を守っていきたい」と言った彼に、何故だかとても感銘を受けてしまいました。私も同じ親だからかもしれませんが、「人は誰でもパーフェクトで生まれてくるのだ」という言葉に納得です。ただのヤンチャなハリウッド俳優としてしかコリン・ファレルという人物を認識していなかった私の彼に対する印象が一気に変わった瞬間でしたね。 でも、記者会見中、いきなりタバコの催促をして堂々を吸い出した姿にはかなり驚きました(笑)。やっぱりヤンチャぶりは健在みたいですね。
ズバリ『アレキサンダー』は観たい?

市川さん――
観ます、絶対観ます。監督が「2,300年前の視点で観て欲しい。『スター・ウォーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』を観た時みたいに、その時代に行ったつもりで観て欲しい」と語っていたので、そのつもりで観たいと思ってます。観たら感想を報告したいぐらいです。
編集部―――ぜひ教えて下さい!! 最後に、今回レポートをしていかがでしたか?

市川さん――
本当に楽しく、有意義でイイ緊張感を味わうことができました。それと同時に、仕事とはいえ当日の準備や進行を受け持つ関係者や強行スケジュールをこなさなければならないスタッフとキャストは共にとても大変なんだなぁ〜と思いました。“記者会見もたくさんの人の手によって支えられている”というとても当たり前のことに、普段目に出来ないことを見たお陰で改めて気づくことが出来たと思います。とても貴重な体験をありがとうございました。
編集部――こちらこそ、ご協力頂きましてありがとうございました。
作品DATA
『アレキサンダー』
2月5日〜丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系で公開
“ALEXANDER"
松竹=ヘラルド/オリヴァー・ストーン作品/
2004年/アメリカ/173min./カラー/スコープ/ドルビー(SRD、DTS、SDDS:SR)

公式サイト
 
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